ヘビは、手足がなくひも状の体形という個性的な
スタイリングゆえに、古くから人々に恐れられたり嫌われたり
して来ました。しかし、彼らを飼育動物としてご家庭に招き入れてみると、その多くが
温和で人なつっこい良き隣人になり得ることが解ります。
おゃちめで神秘的な大自然の驚異と、ぜひ友だちになってくださいね。

ヘビを飼うということ
 ヘビは変温動物です。このことは、餌の摂取量が少なく排泄物も少なく衛生的であるという飼育上の利点を産みます。リスやハムスターのように頻繁に飲み食いせず、出すものも少ないので臭いも少ないです。哺乳動物のように毎日かまってやる必要もありません。飼育に要する労力やコストは少なくて済みます。
 ヘビはたいへん細長い生き物で、その全長は多くの動物を凌駕しますが、まっすぐに伸びることはほとんどなく、コンパクトにまとまっています。その長さに比べて驚くほど小さな入れ物で飼うことができます。また、啼き声をあげることもなくたいへん静かで、ご近所に迷惑をかけることもありません。
 多くのヘビは人や飼育環境によく慣れ、人の手から餌をもらったり、人の手や肩に乗って遊んだりということができるようになりますが、かまってもらえず放置されたままでも問題ありません。飼育者の都合で好きなように付き合うことができるのです。
 静かで飼育環境をあまり汚さず臭いも少ないので、部屋の中で熱帯魚を飼うように美しくディスプレーすることもできますし、家庭で比較的容易に繁殖させられる種も多く、学術的興味の対象としてもたいへんおもしろいです。
 このように飼育動物として多くの利点を備えているものの、問題点もあります。世間一般に嫌われ者で、近隣住民や同居人に受け入れられにくいこと、餌がカエルやネズミであること、脱走名人であること。これらのいささか深刻な問題点をどう克服するか、それがヘビ飼育のカギになります
 

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